小町算とは
皆さんは小町算をいうのをご存じでしょうか。小町算とは下のような式に符号および空白を入れるといった問題で、当時、絶世の美女といわれていた、小野小町のように美しいといわれていたことから、小町算といわれています。
- 9□8□7□6□5□4□3□2□1 = 100
- 1□2□3□4□5□6□7□8□9 = 100
これにはたくさん答えがあって、それは挙げると、下のようになります。
1□2□3□4□5□6□7□8□9 = 100の答え:
- 1+2+3-4+5+6+78+9=100
- 123-45-67+89=100
- 1×2×3×4+5+6+7×8+9=100
- 1+2+3+4+5+6+7+8×9=100
- 1×2×3-4×5+6×7+8×9=100
- 123+45-67+8-9=100
- 123-4-5-6-7+8-9=100
- 1+2+34-5+67-8+9=100
- 1+23-4+5+6+78-9=100
- 12+3+4+5-6-7+89=100
- 123+4-5+67-89=100
- 12-3-4+5-6+7+89=100
- -1+2-3+4+5+6+78+9=100
- 1+23-4+56+7+8+9=100
9□8□7□6□5□4□3□2□1 = 100の答え:
- 98-76+54+3+21=100
- 98+7-6+5-4+3-2-1=100
- 98+7-6×5+4×3×2+1=100
これが小町算で、実はこれに似たものとして、make10というものがあります。今回はそれについても解説していきたいと思います。
make10とは
先ほど説明した小町算は「数字の並べ替えはできないけど、符号じゃなくて空白を入れてもいい」というものでした。
make10というのは全くそれと逆で「数字の並べ替えはできるけど、符号じゃないといけない」というものです。
そしてその条件の下で、10を作っていくものです。(小町算でいうところの100)あの有名な棋士、藤井聡太さんも小さいときに車のナンバープレートでやっていたといわれます。
例えば、1,3,4,1という数字列を考えてみましょう。小町算なら、13-4+1=10とすることができるんですが、それができないので、別の切り口で考えます。
すると、下のように並べ替えて、符号を代入すれば10を作ることができます。
3×4-1-1=10
大体のやり方は理解していただけましたでしょうか。それではmake10の最上級と呼ばれる超難問を解いてみましょう‼‼
make10問題編:超難問
- 1199
- 1337
- 3478
- 4466
- 9999
make10超難問解答
- (1+1÷9)×9=10
- (1+7÷3)×3=10
- (3-7÷4)×8=10
- (4-6÷4)×4=10
- (9×9+9)÷9=10
make10に関する面白い性質
make10について面白いことが知られています。それは、「4つの数字がすべて違う場合は、絶対に10を作ることができる」というものです。
車で、数字がすべて違うナンバープレートを見たら、絶対に10を作ることができるので、頑張って解いてみてください。
終わりに
いかがでしたか。超難問はかなり難しかったと思います。こんな感じのパズルについても投稿がありますので、そちらもあわせてお読みいただければ光栄です。
プロフィール
このブログの情報が少しでも役に立てれば嬉しいです。